KANGEKI-LOG

観劇とか感激とか思考の吐き出しとか

観劇記録一覧2019-2022

※2021年以降記録をサボり気味です💦

『キャッチミー開封ユーキャン』(22.10.4)

友人のオススメで一緒に配信で鑑賞。舞台の上には人の入った箱。開演から観客は小一時間、役者の声を聞き手だけを見て脱出劇を見届ける構成。3つ目の穴から手が出てきたときに二人でぶち上がって爆笑してしまった😂最後に、最初からそこはかとなく感じていた「手作り感」までキレイにオチてすっきり。

全体としては、手だけのシーンが中盤ダレた感があったかな。脚本、それぞれの役がなぜゲームに参加したのかはあえてざっくり削られたんだと思うんだけど、やっぱり少しは知りたかった気持ちが。でも「脱出に関するギミック1本で楽しませる」という意気込みに、見事楽しませられました。いやほんと「これもしハサミとか磁石とか落としちゃったら、劇ここで終わりじゃん…!」というメタ的なハラハラも込みで楽しかったし、それも計算のうちだろうし、すごく装置とか細やかに調整されたんだろうなぁ、と!

『Rule the Stage《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》』(22.9)

どつ推しの友人とリモートで同時配信鑑賞。ほぼほぼドラパをなぞる構成ながら深掘りするところもあり、良かった。零とさぶちゃんは新キャストさんですね。さぶちゃんのバブみがすごかった(あとそこはかとなく漂う役者さんのダンスの不器用さがそれっぽくて好き)。じろちゃんは顔が良い。ステの一兄はより脳筋。ささとろの掘り下げ良かったな~というか役者さんと役が進化&深化してる感があって「ずるい!」となった。笑 サカブクロはドラパもこうやって絡みがあって一つのストーリーラインになりうる形ですけど、ナゴジュクどうなるんすかね…と一抹の不安を覚えつつ。何にせよ全員顔が良いな。ダンサーさんたちも相変わらずバチバチに格好よかった。

『SHINE SHOW!』(22.9.10)

演劇仲間と配信で鑑賞。いや~笑った!疾走感とエンタメの塊!って感じで楽しすぎた〜3時間くらいの演目なのに、体感2時間くらいだった。とあるビルのテナントの社員達が恒例のカラオケ大会で競う…って筋書きなのですが、皆さん歌上手すぎる。粉雪、曲名でもう演出までわかりすぎて爆笑してしまった。楽しかった、楽しかった…☺あと告発ラップが来た時に(これはラップバトルくるで…!)と期待してたとおりにラップバトル勃発してアガった…すごくきれいに期待に応えてその上でさらにブチ上げてくれる脚本、好きすぎる。元気が出る。私はそういうお芝居がやっぱりいちばんすき。

Queen of Bandits』(22.8.28)◆

準備中

『時雨―運命(おもい)を共に―』(22.8.28)◆

準備中

『天空のGIFT』(22.7.16)◆

準備中

神州無頼街』(22.3.20)◆

準備中

『行先不明』(22.3.5)◆

準備中

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight』(22.3)

準備中

『寅年だらけの2人芝居60分勝負!』(22.2.6)◆

kotokaze.hatenadiary.jp

エリザベート -愛と死の輪舞-』

準備中

『フラグメントファンタジー』(21.8.21)◆

準備中

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#3 Growth』(21.7.27)◆

準備中

『YAhHoo!!!!』(21.6)

準備中

『ヌルイミライ。』(21.7.10)◆

準備中

『 I will always remember you.』(21.5.8)◆

kotokaze.hatenadiary.jp

『劇団朱雀 ぎふ葵劇場幕引き公演』(20.12.26)◆

www.gekidan-sujaku.com

たまたま「髑髏城の七人・鳥」を円盤で視聴したタイミングで早乙女兄弟共演の舞台があるとの情報を見かけて気になっていたら友人にお誘い頂いて、岐阜まで行ってきました。

私にとっては初めて訪れるまちなかの大衆劇場の、最後の舞台。ぎふ葵劇場。ステージの天井の高さがあまりない分、役者さんの存在感を強く感じられた舞台でした。舞踊のライティングがめちゃくちゃかっこよかった。役者にライト(舞台装置)が応える世界を感じた…。光の下に入ったり、光の向こうに立つことでヴェールの向こうにいるかのように見せたり、光に手を伸ばしたりとか…最高だった。地面や壁に映ると模様になる光が、空中だと線になってたのもエモかったです。

私が見たのは26日のマチネだったのですが、まさかの公演一つ一つで舞踊も演劇も違うという凄まじい構成。感想を拝見していると、私が観た回はどちらかというと静的で芸術品のような舞台だったのかな、と思います。舞踊→演劇→舞踊の三部構成で、幕が開いた瞬間美しく絢爛な世界に息を飲んでしまった。早乙女太一さん美しすぎますね…オラついてる役が似合うなとか思ってましたが、言葉のない世界で際立つ美しさと存在感…凄まじい…。

先述の通り、私が観た舞台はどちらかというと静的な雰囲気だったので、観てるときに個人的に考えてたのは、感情を演技・演舞に載せてブーストかけるタイプの舞台と、感情込みで完成されている(ように見える)芸術品のようなタイプの舞台があるとしたら、この舞台は後者だなぁってことでした。めちゃくちゃ人は動いてたけど、静かな熱い炎のイメージでした(友人はソワレも観に行って、その回は凄まじく「祭り!」だったらしい)。

演劇の演目は「上州土産百両首月夜の一文銭」。だばだばに涙と鼻水を垂れ流してしまった(音を立てるのがためらわれて)。周りから響くすすり泣きに(わかるよー)ってなってました。太一さんの「ガジ」の呼び方がずるい。ずるいとしか言い様がない。2文字なのがまたニクいと思うんですよね。ガジロウ、ではなくガジ。時に優しく時に厳しく、時にどこまでも哀切や慈しみを乗せて響く2音に頭がくらくらしました。ガジロウ役の久保田創さんもすごい。頭が足らず人並に生きられない、けれども誰よりも「あんちゃん」を慕って信頼している(上州~は演目によってはガジもそこそこ悪いことをして生き延びているパターンもあるみたいですが、このガジはどれだけ馬鹿にされてもコケにされても真っすぐにしか生きられなかったんじゃないかなと感じてしまった)人柄が、たまらなく愛おしかったです。最後の涙は芸術品じゃんね…。あと親方があまりに「良い人」過ぎてさらに泣きました。しばらく「ガジ」のレパートリーを思い出すだけで頭が狂いそうだし、幕間で友人に「太一さんのお声って…すてきだね…」と呆然と話しかけてしまった。

theater-complex.jp

舞踊は曲名が分からないのもあったのですが、どれも目が離せなかった。衣装もどれもすてきで特に第3部の中華風?の衣装があまりに好きすぎました。旗を振るお兄さん方がイケメン過ぎる。祭り衣装の国民の弟の友達の須賀健太さんめちゃくちゃ可愛かったな…。あと太一さんと友貴さん兄弟の朱雀の両翼の如き舞踊があまりに美しく…赤と青の対比、マントの重さの違い、自然なステップの中であの長い裾を的確にさばいていく姿。太一さんの前髪が表情を伺いづらくさせていて、それがまたミステリアスで妖艶で息を飲みました。

『-The LIVE 青嵐- BLUE GLITTER』(20.12.25)◆

revuestarlight.com

私が舞台にハマるきっかけになったコンテンツ「少女★歌劇レヴュースタァライト」の舞台最新作。新型コロナウイルスの影響で1年間、イベントや公演の中止延期に見舞われながらようやく幕の開いた舞台であり、前作に当たる舞台「♯2」でライバル役として登場(そして人気爆発)した「青嵐総合芸術院」の生徒たちを主軸に置いた待望の舞台でした。その性質上、個人的にはファンサの意味合いが強い脚本だったかなと思います(あとやはり中止延期の影響でコンテンツの公開が前後して、脚本的に色々大変だったのでは…と勝手に感じていたりしました)。

青嵐総合芸術院の3人は流石の歌唱力と演技力。特に終盤、三銃士をモチーフに「本来の自分とは全く違う性格の役を演じる」場面では、特に小春役・七木奏音さんの演技がまったくの別人で痺れました。(表向きは)淡々とした印象の小春から、陽気なポルトスへの転身。素晴らしかった。あと小春の不器用さや、クールなわけではなく年相応に(押し隠そうとしながらも)悔しがったり、傷ついたり足掻いたりする姿がね、胸を打ちました。氷雨役・門山葉子さんは、前作では強気勝ち気(でも本当は情に厚く泣き虫)な印象が強かった氷雨の、実はちょっと姫気質(褒めてる)でチャーミングな部分を引き出してくれていて、それでいて歌姫たる歌唱は圧倒的で痺れました。王とやり合う時は気品に満ちてた…。涼役の佃井皆美さんはムードメーカーでいて親しみやすい、それでいて締めるときはきちんと締めてくれる涼ちゃんそのもの。後輩に対してはきちんと先輩で、小春や氷雨の手の回ってない部分を埋めてくれてる感じが大好きです。そして大きなブレードを長い手足を使ってぶん回す格好いい殺陣!最高でした。

ゲスト的立ち位置だった雪代晶役・野本ほたるさんは素で銀髪がお似合いになるのが…すごい…。重そうなランスを華麗にさばく殺陣の腕前もさることながら、相変わらずおみ足が長くて美しくて動揺してしまった。王者の風格でした。

キーキャラクターでもあるさくら役・髙橋果鈴さんは、妹キャラが似合いすぎる~!淡々としていてどちらかというと内向きでストイックな姉(小春)に対し、オープンザマインドなさくらちゃんが大変良きでした。舞台創造化としてレヴュー服をまとい刃を振るうあの展開、痺れましたね。柳姉妹愛しい。

松栄美湖役・田中志奈さん、羽成八津樹役・永利優妃さんは、一回の視聴だとまだ深掘りできていないのですが、物語に飛び入りをする難しい立ち位置である役に、果敢に挑まれていた印象でした。ダンスも殺陣も格好良かった。ただ今回はどうしても脚本上青嵐の当て馬的立ち位置になってしまったので、今後個別に展開して、個人的にはぜひ第2の「青嵐」になってほしいです…。

アンサンブルさんは衣装替えを繰り返しながらのパフォーマンス、圧巻でした。私が観た回のゲスト、石動双葉役・生田輝さんのダイナミックな殺陣が観られたのも幸せだった~。やっぱり舞台少女は武器を振り回してぶつかり合ってナンボだと思います(湖心の感想です)。

走八も濃かったですね…(それ以外の言葉が出てこない)。物語そのものには関わってこないのにめちゃくちゃ濃い何かを見せつけられたね…。個人的には走駝紗羽先生がすごく「人間」になっていたことに驚きました。今までは「舞台はおもしろければいい/面白くなくてはいけない」を突き詰めていく人、だと思っていたので。まさかそれも八雲先生との因縁のせいだったの…?解決したから人間になったの…か…?と良くも悪くも戸惑いはあったかもしれない。笑 八雲先生は結構過保護というか心配性で笑ってしまった。大回転と髪捌きが観られたのはもうファンとしてサイコー!の気持ちでした。

全体的に、コンテンツのファンとしては要所要所で「これが観たかった!」と手に汗握ってガッツポーズする一方で、演劇ファンとして、一つの物語、一つの舞台として捉えた場合は、少しアンバランスさが感じられたというか、ぎこちなさを覚えた部分があったかな(あくまでも個人的な印象です)。でもこれも多分、先述の通り色々な都合があってのことだと思うのですよね。本当にコロナ…コロナのせい…。来夏に本編の新作公演が予定されていますが、そこで青嵐や今回絡んできた舞台少女たちの「次」はあるのか。その前に公開される映画(アニメ)はどうなってくるのか、そわそわしながら待ちたいと思います。

『打ち上げ花火が消えた後、カケラみたいに光る星』(20.12.25)

昨年に公演された作品。同じ推しさん(生田輝さん)を追っている友人が公演当時からたびたび作品名を挙げて呻いていて(表現がこんなのでごめん)…ずっと気になっていた作品でした(そしてその友人から円盤をお借りしました。ありがとう)。

公演ページがもう消えていたので、メモがてらアーカイブから拾ってきたあらすじを残させてください。

Introduction
「打ち上げ花火が消えた後、カケラみたいに光る星――」

そんな意味不明なメッセージの断片だけを残し、
宇宙空間で消息を絶った格安宇宙旅客船『STAR LIGHT12便』。
ある夜、一人の⻘年のスマホが突然、
見知らぬ誰かからの動画を受信する。

ある夜、一人の⻘年のスマホが突然、
見知らぬ誰かからの動画を受信する。

ここは『STAR LIGHT12便』という船の中です。
これから、ここで僕たちに何が起きたのかをお話しします。
関係ないのに、ごめんなさい。
でも、どうか最後まで見てもらえたら嬉しいです。
それでもし......もし良かったら、伝えてもらえたら嬉しいです。

僕たちが戦ったってこと。守りたかったってこと。
最後までみんなで笑ってたってこと。
今、これを見てくれてるあなたへ。
勝手だけど、僕たちはあなたに託します」――

小さな宇宙船の中で起きた、
小さな普通の人たちの、
大きな勇気の物語。

テロリストにジャックされた宇宙船に乗っていた8人と、彼らの言葉を受け取った1人の物語。

あらすじもぼんやりと把握していたのですが、見終えて真っ先に思ったのは「これ劇場で観たら色々な意味でやばくないか?」でした。涙鼻水抑えられないし、でもかといって音を立てられる雰囲気の演目でもないし、箱も小さいし、役者さん近いし、でも溢れてくる。やばいよ。

友人も言っていたのですが、小規模の箱だからこそより引き立つ、引き込まれる物語だったと思います。朗読劇、というのがあまりにぴったりくる。場面はずっと基本的に宇宙船の中なのですが、彼らの語りが、今も地球に暮らす大切な人たちや思い出を私たちの脳裏に鮮やかに思い起こさせる。北斗君があまりに光で道しるべだったけど、彼もどこまでも人間だった。あと自分で自分を偽っていたと後悔する綺羅ちゃんが、でもその偽りでつくっていた自分ですら自分にして、みんなに提案をする姿に泣いてしまった。

れからきっとあらゆる瞬間に、彼らがいないこと、彼らが守りたかったものを思い出してしまうんだろうなと思って、それはとてもあたたかでやさしい感情だけれども、どうしようもなくやっぱり、かなしい。同時に、彼らがもういないことを知る、というのは、彼らがいたこと、生きていたことを知っている、ということの証左でもある。ゆで卵むくたびにわたしは、綺羅ちゃんのことを思い出すんだろうな…。

あの舞台に立っていた役者たんたちは、「今はもういない」彼ら(役)でもあり、「今も生きている」人たちでもあって、そのことを強く意識したな。役であるときって、役者が消えるわけではないじゃない、みたいな…。そして彼らの欠片を抱いて生きてる。

パンフレットをお迎えしたのでゆっくり読みたいです。

『苦闘のラブリーロバー』(20.12.12)◆

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今年イチ何にも考えず純粋に笑って頭がパーンってなりましたコメディ万歳!細部が脳に刻みつけられるというよりは見たあとの爽快感というか「あんなに笑えてすごい舞台だな!」っていう莫大な気持ちと満足感がたまらない 。このコロナ禍のなかで久々に満席の劇場を見たし、そして不思議と不安はなかったです。

個性豊かな登場人物たちの関係性や性格、お仕事が観客にもわかる「お約束」のなかで華麗にすれ違ったりもつれ合ったりして笑いにつながっていく…たまらなく痛快でした。頭から足先までコーディネートされたカラフルでにぎやかなお衣装もすてきだったな。

谷やんとゆっきーの可愛いバカップル感、ひろっちの井戸端マダム的リアクション、シンタのお兄さんとの感情のぶつけあい、あいあいの垣間見える聡明さと情の深さ、なっちゃんのあふれ出る「良いお嬢さん」オーラ…そして全てを持って行ったごとぅー…何よりタイトルの通り愛すべき苦労人の泥棒さん!

シザーブリッツ主催の舞台は昨年のマーダーケースぶり2回目だったのですが、脚本のチョイスというかアンジャッシュ的コメディが楽しくてとても良いです。来年もまた上演してくれるかしら。引き続き推しさんも出てくれたら嬉しいなあ。

 

『プライベート・ジョーク』(20.12.11)◆

pdx-c.com

派手な音楽や演出があるわけではないのに、目が離せなかった。本来なら自分で定められる(べき)ものが、時代に世相に歪められていく…そんな時代の一幕を今、観る。過去は現代と地続きで、けして切り離せるものではないことを実感する。

最初に画家がバルコニー(屋根)をふらふらと歩いてるのを見たときに、あ、これは境界線にいる人たち(芸術家)の物語なのだ、と思った。あとバルコニーの導線が不思議とペンローズの階段にも見えたりしていた。境界線上の芸術家と観測者、境界線の中の箱庭(学び舎)、自他の境界線、最初のセリフからずっと見えない線を見極めようと目を凝らしていた(わかったわけではない)。知見が狭くて自力でわかったのは画家二人と先生だけだったんだけど、観劇後に調べて天井仰ぎました。脚本買ったのでゆっくり読んでかみしめるよ!

 

劇団四季 アラジン』(20.12.11)◆

かねてから「一緒に舞台観に行きたい」と言ってくれていた母と妹と一緒に。

開幕とともに流れる「アラビアナイト」に全身がびりびりして、こんなにも華やかでたくさんの人の技術と思いが籠もった舞台が今日も様々な困難を超えて開幕してくれたー!というのがもうすさまじく奇跡じみて感じられて泣いてしまった。

個人的にはジャスミン観が一新されたというか、今まで「ディズニープリンセス」の中で気に掛けたことがほぼなかった彼女の存在が本当に自分の中で一気に引き上げられた舞台でした。

アラジン役厂原さんとジャスミン役三井さんの身長横並び(やもすれば三井さんのほうが高い…?)のがめちゃくちゃ物語とのバランスがよく感じられて、ジャスミン観がアップデートされたというか、例えば上半身の露出が多めの衣装も、動きやすいハレムパンツも誰のためでもなく彼女が選び彼女が着ている衣装なのだ、と感じられて「ジャスミンってこんなに凛々しくて賢い王女だったんだ?!」と(幼いときはどうしてもドレス着てるプリンセスに目が行きがちだった)。あと三井さんの声量とちょくで胸を撃ち抜いてくる真っ直ぐな歌声すごい。すき。

アブーの代わりでもあるマブダチ三人めっちゃすき。兄貴分のカシーム、キヨワダケド優しいオマール、食いしん坊でマイペースなバブカック。いとしい。この三人がいるからこそ、アラジンがすごく人間であり青年であれた感じがした。アラジン、情けないとこがあるから好きだよ。

ジャファーとイアーゴのよい意味の小物感あるコミカルさよかったな。妹に「お姉ちゃんイアーゴ好きすぎ」って言われるくらい出てくるたびに笑ってしまった…しジャファーは本気だしたときの圧半端なくてかっこよかった。アンサンブルさんが最高だった…音楽もライティングも舞台衣裳も…これがロングランの!力!という、実力と安定感と華やかさを堪能できた舞台でした。2階席だったのですが舞台装置がダイナミックに動く様子がよく分かってそれもまた楽しかったです。

あとなによりジーニー!ラップで頭ぱーんとなってなにも記憶ないけどなんかラップしそうな魔神だなって思ってたとこにぶちこまれて最高だったし歌もダンスも台詞も全部好き。妹が「ジーニーが主人公って感じだった」って言ってたのが印象的だったな。また家族と観に行きたいです。

『獣道一直線!!!』(20.11.21)◆

せっかく観に行ける距離で上演していて奇跡的に仕事でご縁もあったのにまさかの公演日に仕事だった舞台…だったのですが、すでに東京公演を観てのめりこんでいた友人(関東在住)に乗っかって京都で観劇しました(爆笑)

正直詳細が頭からぶっ飛んでる(ので細かいことが書けない)んですけど、まず役者さんの本名をもじった「売れない役者たち」の名前に笑ってしまうし、のぶよさんは薬使わなくてもメチャクチャ色っぽかったよ…。ちょくちょく挿入される遠慮なしの下ネタに声上げて笑ってしまったの許して欲しい。このご時世にそんな笑い方できる舞台あっていいの?いいよ!っていう意気込みだと受け取りました。きっと観てたひとみんなそう。
実在の事件の解釈でも再構築でもなく、劇中の「ドキュメンタリー」すらも劇中世界での事件の真実を明かすものでもなく、何が本当で何が嘘が、究極「どうでもいい」、これが「舞台」これが「アクター」というパワァそのものって印象でした。種明かしにちゃぶ台返されるタイプの舞台というよりひたすら暴れ馬に乗って翻弄されてる感じ。その振り回され具合が心地良いし、最後には観てた側の思考回路がミンチになってコネコネされて「ちくわ」になっちゃうんだよなあ。練り物になりました。

真夏の夜の夢』(20.11.15)◆

まさかの最前列観賞でした。めちゃくちゃ近かった!笑

ときたまご、そぼろ、デミ、ライ…という、真夏の夜の夢の原作に寄ってるのか突き放しているのか分からない登場人物のネーミング、そしてときたまご(ハーミア)の実家が料亭という設定にどうなるんや…と思っていたら、内容は割とストレートに真夏の夜の夢だった印象でした。といっても、原典には登場しないメフィストフェレスが場をかき乱しまくるのですが…(パックの立つ瀬が無い!笑)終盤ちょっと頭がごっちゃになったのですが、そぼろが森に行ったことがある(悪魔の前で飲み込んだ言葉がある)というのは冒頭で示されていたので、わかるような、わからないような…(最後の結婚式の落としどころが、見落としなのか考えが至っていないのか、ちょっとまだ消化し切れてない気がします)。

いかんせん近かったので役者さんの表情や筋肉の動きやライティングによる陰影がすごく印象に残りました。ところでチラシなどに使われているビジュアルとは全く異なる舞台の風景・衣装だったわけですが、妖精達の衣装がそこはかとなく人為的な「ビニール袋」で作られていたのは、もしかするこのコロナ禍の状況を反映?風刺?してのことだったのかしら、とぼんやり考える。

台詞の随所にある言葉遊びが独特で楽しかった…のに記憶がすっぽ抜けている。しゃぶしゃぶのように!とか…笑 全員が下着?薄着?の姿になるのはドキドキしてしまいました正直。デミ役の方の胸板の厚さが好みすぎました。

『髑髏城の七人鳥』(20.11.3)

Twitterから)髑髏城やっぱり面白いしすごい!!友人通じて出会えてよかったなあ。花風も見返したいけど上弦下弦にひとまず進む感じかな。鳥は華やかで鮮やかで賑やかで、でもだからこそシリアスな部分がめちゃくちゃ刺さった。この天蘭の関係性も沼だったな…。鳥捨が序盤金太郎で笑ってしまったし、鳥の太夫と兵庫の距離感の近くが愛しいし、鳥沙の「決めたんだ」、それまでの少女感からいっきにイケメンの少年漫画の主人公になっててヤバすぎました…。

用事すませながら流してたのでまた見返したい。音楽が多いから耳でも楽しかった…(し途中から作業そっちのけだったよね)。そしてさおとめさんが私の中で「育ちの良いオラ付き役が似合う人」みたいなイメージになってる(きっとほかにもいろんな役が似合うとは思いつつ)。ダイナミックでキレっキレの殺陣、かっこよかったな。ダイナミックなんだけど無駄がないというか。花蘭は水(重さのある流体)、風蘭は風(舞)、鳥蘭は雷光って感じ。初見のイメージ。

『Crush Your Mic -Rule the Stage track.3』(20.10.19)

めちゃくちゃ良かった!再現度と熱量が凄まじくて、これが2.5…!となった。ヒプ沼への落ち方が加速したしヒプマイキメないと生きられない社会人になってしまいましただれか助けて。

『そよ風と魔女たちとマクベスと』(20.10.8)◆

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『音楽朗読劇 黑世界』(20.10.3-4)

Twitterから)

リリーがもう北十字も南十字も夢想できないのは、リリーは眠りから醒めて自分の足で現実を歩いているからで、真っ黒な世界を旅するなかで、それでも星に等しきかそけきひかりを見出して、抱きしめて、生きてゆくからなのだと思った 永遠の繭期とは矛盾するけど。

雨下、すごく重くて暗いところにリリーが独りだけでいたらどうしようと思っていたので、思っていたよりずっとずっと、やわくやさしい物語だと私は感じた。リリーのそばにいたあの子がリリーの中のあの子であり過去の舞台にいたあの子でもあり役者さんすごいなぁと思った…すき…。

鞘師さんめちゃくちゃかっこよかったな…いやかっこいいという表現はあまりに陳腐なんだけど、リリーをかたちづくる一挙一動に鞘師さんの凄みを改めて感じた ダンスがどれも良かったな…(語彙がない)

リリーは永遠の少女で、鞘師さんはその永遠の少女を時を経てなお舞台に顕現させた最高の役者さんだけど、ここが最高点ではなくて、鞘師さんはこれからまたどんどんど未来へ、未来へと進んで羽ばたいていく人だというのがまたまばゆいなと思う。

リリーがクランの友人たちを、痛みとともにある記憶を、「忘れないで」抱きしめて生きてゆくの、あまりににんげん、というか心のあるいのちで泣いてしまう
永遠の繭期であるリリーは「信頼できない語り手」でもあると思うんだけど、ばたんきゅーも涅槃像もチェリーもスノウへの涙も、繭期で揺らぐ記憶を超えた、魂に刻み込まれた消えない無意識にして永遠のものであって、それがほんとうになんか、肉体の生死とは異なる、いのちが、こころが「生きる」、つながっていく、と言うことだなと思う文章が電波。

でもほんとうに、またリリーに会えて嬉しかった 彼女が孤独を抱えていてもなお、ひとりではなくて良かった 幸せを願ってくれる人がいて泣いてしまったし、私も祈らずにはいられない。いつか訪れる死に向かって生きてゆくって、いずれ枯れゆく命と何ら変わらずまさに生きていくってことじゃんね…となんかそのままのことを、手を伸ばすリリーを見て思っている。

 

不思議の国のアリスたち』(20.9.28)

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 U-NEXT駆け込み試聴!(今月末で一旦解約)
 現在「アラビヨーンズナイト」上演を控えるBEYOOOOONDSの、2年前に上演された主演初舞台。今回もビヨンドというグループのことは何も知らず、見ながら気になった子やグループの背景を調べる方式で観賞。
 トランプ組の3人が明らかに歌とピアノで選ばれた子たちでしょって導入と役割でわかる。そしてこの演目は「ビヨンド」というグループの紹介も兼ねているのだと伝わる(メジャーデビュー前の作品だったのねと後で知る)。芝居と言うよりはパフォーマンスショーの雰囲気が強いかな。そのパフォーマンス性の高さこそが、このグループの持ち味なのだと示している。
 グループのための演目&アリスモチーフはスマイレージの「スマイルファンジー」と共通しているけれど、ビヨはグループとしての「はじまり」であり、スマはひとつの「区切り(おわり)」の舞台あるところが面白い。
 芝居は圧倒的にプレイングマネージャ・ハートの女王役須藤さんの牽引が凄まじいというか台詞一番多くて笑っちゃった。客席を容赦なくいじっていくところも好きですし、ビヨの子達にとっての「お姉さん」感よ…。そしてアリスの衣装可愛い。ミントちゃんが好き(と思ったらネガポジBのりさかー!となる。お芝居向いてる子なのかなと勝手に思ったりする)。
 筋書きとしては、「ビヨンド」というグループのメタ的な要素が入っているので、どうしても最後に彼女たちの関係性を白紙(スタートライン)に持ってこなくてはいけなかったところが、仕方ないとは言え少女の成長ものとしては少し残念。いわゆる「夢落ち」だけど、彼女たちの知らない物語を我々観客は知っているし、これから紡がれる彼女たちの物語も追っていくんだよ…と思えばやはりこの構成が正しいとは思います。
  アラビヨ、アリスから2年を経て、太田さんがビヨンドというグループとアイドルに何を見出し、彼女たちにどんな脚本を贈ったのかは気になるところ。タイトルからして彼女たちのための物語であるわけなので。
 アリスではあくまでもビヨンドというグループが、2つのユニットとオーディション組(でいいのかな)で成り立っているという印象(打ち出し方)が強かったけど、2年経ったいまはきっと、3つがきれいに合わさってほんとの意味で1つのグループになってるのでは、と俄ながらに思うので、アラビヨも気になる!行かれる方は楽しんで~!

『タイムリピート~永遠に君を思う~』(20.9.22)

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『ネガポジポジ』(20.8.24)

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『桜の樹の下で』(20.8.22)

アップダウン | 音楽劇『桜の下で君と』アップダウン二人芝居 アップダウン二人芝居『音楽劇 桜の下で君と』公式ページ。僕たちも、もちろん戦争を知らない。けれど、これは伝えていかなけれ www.updown-sakura.com  

 Twitterで知った(本当に私は芸能界に疎い…)、竹森巧さんと阿部浩貴さんのお笑いコンビ「アップダウン」さんの“笑いと歌で伝える戦争”をテーマにした2人芝居。コロナ禍で公演が中止となったなか、戦後75年の節目にどうしても伝えたいとの思いから、会場使用料や撮影費など約150万円をお二人が負担して無料配信してくださった、並々ならぬ想いを感じる舞台でもあります(下記参照)

150万円自腹を切って伝える。お笑いコンビ「アップダウン」を変えた特攻隊への思い(中西正男) - Yahoo!ニュース お笑いコンビ「アップダウン」が特攻隊を題材にした二人芝居「桜の下で君と」を8月15日から1週間無料配信します。会場使用料や news.yahoo.co.jp  

「芸人の自分たちが、戦争(特攻隊員)を伝えるために芝居を作る」というメタ構造の舞台でもあり、だからこそ身近にも感じられ、胸に迫るものがあった(あと導入の「エアロスミス」ネタでしばらく笑い転げていた)。
特攻隊として一つの機体に乗って散った、17歳の少年兵と29歳の教官をそれぞれが演じ、時に笑いを絡めながらも実に真摯に、飾ることなく、あの時代に生きた「人間」を描いていく。音楽劇でもあったのですが「芸人」というイメージを超えるお二人の歌唱力に本当にびっくりしてしまった。教官役・竹森さんの透明感と包容力のある歌声、少年役・阿部さんの伸びやかで時に力強いまっすぐな歌声、そしてストレートな歌詞に何回も泣いた。
特攻隊の精神を美化することも卑下することもなく、生きていた生身の人たちの一つの選択として捉えるのは思いの外難しく、戦争を知らない世代だけが生きる時代になればなおのこと、どんどん困難になっていくのだろうなと思う。戦争で亡くなった敵も味方も、兵士も民衆も、あらゆる人びとのことも、現実味がわかない時代がくる。それに一石を投じるというか、楔を打ってくれる作品であったと思う。
9月2日(ポツダム宣言を受諾した「終戦の日」)からまた1週間配信してくださるそう!ありがたい。また改めてnote書きたいです。クラウドファウンディングも、されています!

アップダウンによる【戦争を伝える二人芝居】を応援したい!の支援者 | ACT NOW 北海道出身のお笑いコンビ、アップダウンが、二人のお笑い芸人の人生を賭けた挑戦である、特攻隊を題材とした2人芝居「音楽劇〜桜 actnow.jp  

『サンクユーベリーベリー』(20.8.20)

kotokaze.hatenadiary.jp

『TRIANGLE-トライアングル-』(20.8.15)

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『RANPO chronicle彼岸商店』(20.8.15)

|| TUFF WEB -(株)TUFF STUFF公式サイト-||公演情報  舞台「RANPO chronicle 彼岸商店」無観客ライブストリーミングtuffweb.net

ほぼほぼゲリラ的に配信された(直前に告知があった)無観客公演。15日13時公演の《人間椅子A》を観賞(坂の上のエーリアンは音ズレに酔ってしまってちゃんと見られなかったのと、押し絵と旅した男は私の脳のキャパが足りなくて没入できなかった)。小さい舞台ながらも雰囲気があって、『人間椅子』は原作短編をさらにもうひとつの皮でくるんだような物語の構成がよかったです。導入で『ホントに人間椅子なの!?』と笑って、最後にぞくっとした。追いかけてる役者・生田輝さんの艶っぽいお声と演技も良かったな。生田さんのストレート劇が、好きです。夏にぴったりな1編でした。

『アタックNO1』(20.8.14)

アタックNo.1 | 演劇女子部 言わずと知れたバレーボール漫画、スポ根アニメの金字塔。 富士見高校に入学し、バレーボール部に入部しようとした鮎原こずえ。 gekijyo.net  

アンジュルムさん主演の舞台!個人的には、「スポ根」の舞台化の難しさを感じた(けど頭空っぽにして笑って見る分には楽しかった!)かな。相手校の出番が極端に少ないのが仕方ないとはいえ残念ー!個人的なMVPは石松役の室田さん。ダンスの動きも泣きの演技もビリビリっときた!是非また舞台に立つ姿を見たい。あとみどり様はちょろ可愛い。そして大沼先輩の登場歌はめっちゃ笑ってしまったし中西さんの圧のある歌声が最高すぎる。すき。
原作をどこまで忠実に舞台にするかは難しいところだけれど、スパルタに関してはもう少し現代に価値観を寄せても良かったのじゃないかなあ…ギャグになってしまったので…と思ったり(特訓が滅茶苦茶のでコーチの思いに感動できない😭)。あとカメラワーク!動きすぎな気がする!もう少し引きで観たかったなあ!ライティングが暗めでダンスの振りも中腰やうつむき気味が多かったのも気になったかも。でもやっぱり劇女さんが好きだし元気が出た!

『SMILE FANTASY』(20.8.10)

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『ごがくゆう』(20.8.8)

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天真爛漫な姫様とツンツン従者少女の青春の逃避行劇。最初の明るいノリからは全く想像できない展開にびっくり通り越して笑ってしまった(し、鞘師演じる姫様のたるや!)。散々観客の肝を縮めさせたものの、そこからちゃんと戻って(???)よかった…。リオンの「クレーム」にはぐっときたなぁ。クリアちゃんかわいい。あと、幼少期のはじまりの描写はちょっとないてしまった(ゆえにフェイを欠いた姫様がああなるのに納得してしまったのだった)。にしても、友達でも親友でもなく「ごがくゆう」なの、まだすとんとしてないけどどこかにピースがあったかな(Twitterより)

『ステーシーズ 少女再殺歌劇』(20.8.2)

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ファラオの墓~蛇王・スネフェル~』(20.8.1)

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『続・11人いる!東の地平・西の永遠』(20.7.30)

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『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』(20.7.28)

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この後8/7に感謝祭観賞(記録はまだ)

『星降る街』(20.7.11)

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『ピアニシモ』(20.6.13)

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『Play a Life』(20.5.31)

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スーパー歌舞伎 オグリ』(20.4.19)

松竹チャンネル、南座 スーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』舞台収録映像を本日より公開|歌舞伎美人松竹が運営する歌舞伎公式サイト。歌舞伎の公演情報、ニュース、俳優インタビューなどをお届けします。こちらのページは、ニュースwww.kabuki-bito.jp 

 華やかな衣装と演出、主人公オグリと仲間たちの大立ち回り(殺陣もすごいけど舞台で水が湧いたり降ったりしててやばい)、後半の人と人との心の通い合いの描き方、全てが素晴らしくて贅沢な3時間でした。
 女型・坂東新悟さんの声や振る舞いの美しさ、芯の強さが印象的でした。市川猿之助さんの演技が舞台を歌舞伎たらしめてくれているのだとも。小栗党のメンバーも個性的で少年漫画みたい!笑 黒子さんも含め全員の熱量の伝わる舞台でした。パソコンの前で拍手したしバンド振りたかった…。
 原典では復讐要素が強いのかな?という印象だったのですが、価値観を現代に通ずるものに寄せながら、オグリの再生、新生に焦点を充てているのが素敵でした。スーパー歌舞伎すごい。生で観たい。

『髑髏城の七人・風』(20.5.11)

髑髏城の七人 Season風|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYOIHI STAGE AROUND TOKYOで2017/9/15〜11/3公演の『髑髏城の七人 Season風』の公式サイwww.tbs.co.jp 

Twitter拾い上げ)風のらんべえはなんかこう、すごく大切にされてやんちゃしたことなさそうというか、信長のやんちゃをトレースしてる、みたいな印象 うまく言えないけど。
風のあらむしゃたいは、花より武闘派じゃない人たちの集まりだった感じがして、でもだからこそ、花と比べて派手さやシンボル性の薄い兵庫の本質に心から救われて敬愛してたんだろうなみたいな感じがあわわわもうだめ…えーん。お化粧してずっと女性のような言動をしていた一人も、いじられたりしないで自然にみんなの中にいてさあ、でもそのひとが最後にその「らしさ」を捨ててまで立ち上がって叫んで抗ったのほんと。
キャラ造形、演出ともに花は王道と言える美しさ華やかさ(人らしさ泥臭さすら含めての形としての完璧さ)があったけど、風は美しさ華やかさを可能な限り削ぎ落とした上で泥を塗って汚して人を表現した、みたいな、どちらも作り手の計算の上にあるんだけどベクトルの違う凄さ、みたいなのがある。
花沙の中性感というか純朴な未分化感を見た後だと、風沙はすごく女の子に見えるというか、恋の駆け引きも知っていそうな感じに最初は驚いたけど、そういう沙だからこそ風捨を花沙とは違った形で支えられるところもあるんだろうな~未来~。

『偽義経冥界歌』(20.3.19)

『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』公式生田斗真主演 2020年劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』www.vi-shinkansen.co.jp 

ライビュで観賞。ログ掘り返し中。

『髑髏城の七人・花』(20.3.12)

髑髏城の七人 Season花|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYOIHI STAGE AROUND TOKYOで2017/3/30〜6/12公演の『髑髏城の七人 Season花』の公式サイwww.tbs.co.jp 

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(ログ掘り返し中。花狭の中性感が好き)

『Cutie Honey Emotional』(2020.2.7)◆

舞台「キューティーハニー・エモーショナル」あの名作がついに舞台化!豪華キャストにてお送りする舞台版キューティーハニー、その名も「キューティーハニー・エモーショナル」cutiehoneystage.com 

Twitterから)ハニステ、原作を知らなかったのでハニーたちがアンドロイドというのに驚いた。アンドロイドあるある(心の有無、人間と違うのか)な葛藤が薄いことに違和を覚えてたけれど、原作が発表された70年代てドラえもんとかとも重なってるし、あれがあの時期の最先端のアンドロイド観だったのかな。サイボーグ009とかもあの時期かな。技術の最先端に生きてる現代の私たちより、当時の人たちがめちゃくちゃ自然に、アンドロイドは人間と同じで、心があるという観点にいたの、なんか面白いなあと思う(し、その観点を現代に持ち込むと目新しくうつるのもまた「エモ」なのかも、と)。

WEST SIDE STORY Season1』(20.1.3)◆

WEST SIDE STORY Season1|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYO『WEST SIDE STORY Season1』の公式サイトです。www.tbs.co.jp 

 一番印象に残って好きなシーンはマリアとアニータの“A Boy Like That” 「あんな男」(曲名はwiki参照しました)。正確に言うとI Have Love込み。目が三森さんを追いがちだったところもあるとは思うのですが。アニータの、ベルナルドへの想いや、彼を殺したトニー、トニーを愛してしまったマリアへの複雑な感情がマリアとの掛け合いのなかで共鳴して、やるせなくて許せなくて認められなくて、でも「愛してしまった」という感情があまりにも「わかって」しまう。「愛してしまった」マリアの感情とアニータの感情が、一本に収束していく感じがすき。アニータというキャラクターの性質なのか、演じる三森すずこさんの性質なのか両方なのか、アニータの、清らかで淫蕩(あるいは奔放)、苛烈にして時に慈悲深くうつる、相反する性質が共存する感じがめちゃくちゃこのみでした。

 

『まわれ!無敵のマーダーケース』(19.12.20)◆

2019/12/20〜25 トリプルコラボ公演・舞台『まわれ!無敵のマーダーケース』出演情報 - クィーンズアベニュー公式サイトトリプルコラボ公演・舞台『まわれ!無敵のマーダーケース』 2015年5月に舞台「恋するアンチヒーロー」 2016年6月に舞www.queens-ave.com 

めちゃくちゃ笑ったー!!!最高でした!!!痛快でキャラが濃くて個性豊かであーー地方住まいなのが残念すぎる😭みんな私のぶんもみて…(ネタバレを避けるために以後言及してなくて「馬鹿―!」となる)

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『空中キャバレー』(19.7.24)◆

 どんな舞台だったかというとキャストさんに鳴り物と光り物を勧められ観客全員エレクトリカルパレード。観客も歩いて踊るし、舞台が始まる前からもう舞台が始まってる。私もぴかぴかする王冠を頭につけぴかぴかするハンディーハンドを拍手の時に振りまくりました。冒頭、ピエロさんたちがコミカルでかわいくて、最初の袋取り出してオロロロロロロってなるとこあまりに面白可愛くてきゅんとしてしまった。
短編集、群像劇のように小さな物語の欠片をつないで空中ブランコやジャグリングなどのサーカス演目が次々と巡っていく。何故芸術館建物の裏手が入口なんだろ、ここは建物のどこだ…と思ってたら途中で緞帳が開いて目の前に客席、2階席にわたした綱を渡る男性がどーんと現れ「あ、私達がいるとこが舞台ーー!!!」ってなったのが凄まじく鮮烈で大感激でした。隣のおばあちゃんが「もう冥土のみやげになっちゃうわあ」って言いつつ終始めちゃくちゃ笑顔で私もニコニコになった。小さい子供も大はしゃぎですごい舞台だったなあ…隔年公演なので次の公演は2021年!

 

観返したい作品とか諸々のメモ

再度観て感想書きたい作品

・『Cutie Honey Emotional』(2020.2)
・『魔法少女マジカルジャシリカ
・『こっちにおいで、ジョセフィーヌ
・『偽義経冥界歌』(2020.3)
・『髑髏城の七人鳥』(2020.11.3)

円盤が手許にあったり注文したりしたけどまだ観れてはいない作品
・『アテルイ』(劇団☆新感線
・『髑髏城の七人』花鳥風月極BD-BOX(劇団☆新感線
・『トーマの心臓』 5DVD-BOX(スタジオライフ)

私を舞台沼に落とした作品
・『少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト
語らないけど新作公演と青嵐公演ずっとずっと待ってる…。

観た映画メモ
・「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
・「ミッドナイトスワン」(20.10.26)
・「羅小黒戦記」(20.11.12)
・RRR(22.11)
アイカツ! 10th Story ~未来へのStarway~(23.1)
ゴジラ-1.0(23.11)

 

・謀議
ヒトラー 〜最期の12日間〜
夕陽のガンマン
・素晴らしき戦争
・鎌倉殿の13人(未完走)
プライベート・ライアン(冒頭)